「落ちた」と「落とした」は違う [ぐるめ]
昨日「日本語は難しい」とか「変な日本語」とかを書いたが、その続きを紹介したい。
昨日の〈朝日川柳〉に・・・
漏らしたを漏れたで済ます面(つら)の皮〈大阪府・宮本一夫〉
・・・またも東電・・・
が、載っていた。
これなど、完全に日本語のマジックだ。
「漏らした」となれば「誰が?・・・」から責任問題に発展する。
「漏れた」ならば、モノを言わない機械や装置に責任を転嫁できる。
面の皮の厚さはテレビで拝見しただけでは分からないが、あのスポークスマンの日本語の使い方は◇◇◇だ!
諸般の事情から、伏字で勘弁願いたい。
少し古い話しで恐縮だが、Kumepit が「高校入試」の会場で・・・
「国語」の試験中だった。
隣席のA子さんが「消しゴム」を床に落とした。立ち上がって探そうとするA子さんの処へ試験官が飛んで来て・・・
試験官が「(消しゴムが)落ちたのですか?」と言った。
A子さんは「いいえ!落ちたのではありません」「落としたんです」と答えた。
A子さんの怒り顔が見えた。Kumepitも試験官をにらみ付けた!
Kumepitは試験官に「受験生に向かって『落ちた』とは何事ですか!日本語、気を付けなさい!」と言おうと思ったが、場所や状況を考えてぐっと我慢した。
Kumepit もA子さんも無事高校に入学した。
1学年1,000人のマンモス高校で、数クラスを除いて男女別クラスだったので卒業までA子さんと同じクラスにはならなかった。
A子さんはその後地元の国立大学(教育学部)に進学・卒業し、地元の中学校で「国語」の教師を務められたと聞いている。
彼女のたくさんの教え子がこの世の中で活躍しているが、みな正しい日本語を喋っているはずだ。
機会があれば同窓会でA子さんにお会いして、入試の会場での思い出を語りたい。
今朝は〈551〉の豚まんを戴いた。
〈大阪南郵便局〉で買って〈大分県杵築市〉の工場から送ってきた《つぶらなカボス》が未だ残っていたので、戴いた。
ご覧の全部を完食したらお腹一杯になった。
コメント 0